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簡単解説 「ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の関係」

2017/ 11/ 02
                 
いまさら聞けないが知らないとモヤモヤする

詳しく勉強するのは面倒だけれど、全く知らないのでは恥ずかしいw

そんな人のために、「一応は知ってる」と言えるための

コレだけは知っておこうシリーズw

第一弾は

「ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の関係」

です。

センシティブな宗教ですが、ココでは分り易さを優先して、呼び名などは一般的に日本で認識されている方を採用してます。

また、聖地などもいくつもありますが、ここでは3つの宗教に関連するエルサレムに限定してます。



世界3大宗教といえば、キリスト教、イスラム教、仏教

しかし、数の上では仏教よりもヒンドゥー教の方が多い

以下、ご参考です。


世界三大宗教(せかいさんだいしゅうきょう)とは、仏教、キリスト教、イスラム教の三つを指した言葉。三大宗教ともいう。
この「世界三大宗教」という用語は、日本・中国等の用語であり、英語で「世界三大宗教」に相当する用語は存在しない。
信者数は、キリスト教が20億人、イスラム教が16億人、仏教が4億人程度とされる。ヒンドゥー教の方が9億人程度なので仏教よりも多く、信者数だけならキリスト教、イスラム教、そしてヒンドゥー教が世界三大宗教になるはずである。
ヒンドゥー教が三大宗教に入らない理由として、ヒンドゥー教がインドの民族宗教であること、また日本での知名度が低いことなどが要因とされる。
また、これにユダヤ教、ヒンドゥー教を加え、五大宗教とする場合もある。
出典:WIKI



そのうちキリスト教とイスラム教は実は親子・兄弟関係です

ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の関係・その違い



今では、非常に仲の悪いキリスト教とイスラム教

しかし、崇める神は「同じ」で「呼び方」が違うだけです。


事のはじまりは、紀元前2000年くらい。

預言者『アブラハム』が神の声を聞き、約束の地であるカナンでユダヤ教の大本を作ります。

この方が、ユダヤ民族の祖。つまり始めにユダヤ教が誕生してます。

そのあと、ユダヤ教からキリスト教が生まれ、キリスト教からイスラム教が生まれてます。

要は、ユダヤ教がお爺さん。キリスト教がお父さん。イスラム教が息子という関係。

ユダヤ教がお父さんでキリスト教が長男。イスラム教が次男という説明という感じでも、まあ間違いではない。

まずは、ユダヤ教を大本とした親子宗教というざっくりとした理解でオッケーです。

ユダヤ・キリスト・イスラムの各宗教の聖地がみんな『エルサレム』に集中しているのはこのタメですな。。。

ちなみにこの約束の地カナンが、イスラエル建国の地です。

しかし、その当時は、そこは「パレスチナ」と呼ばれてまして、当然人が住んでました。

そこに後からユダヤ民族が集結したため、さあ大変。

これがイスラエル・パレスチナ問題です。


起源と聖地と聖典



●ユダヤ教●
起源:紀元前2000年くらい
聖地:エルサレム「嘆きの壁」
聖典:旧約聖書

神の呼び名は「ヤハウェ(創造主)」

嘆きの壁

●キリスト教●
起源:1世紀(キリストが《死んで》からできた)
聖地:エルサレム「聖墳墓教会」
聖典:旧約聖書+新約聖書(メイン)

神「ヤハウェ」の子(救世主)が「イエス・キリスト」

聖墳墓教会

●イスラム教●
起源:7世紀。預言者であるムハンマドが開祖。
聖地:エルサレム「岩のドーム」
聖典:コーラン

神の呼び名は「アッラー」
岩のドーム


ちなみに各宗教の聖典をざっくり説明すると

◆旧約聖書
⇒「天地創造」「アダムとイブ」「ノアの箱舟」などの物語。
⇒創造主である神が7日で世界を創ったとかスゴい話が満載。

◆新約聖書
⇒イエス・キリストの物語。(旧約聖書の続編)

◆コーラン
⇒旧約聖書と新約聖書の続編。旧約聖書と新約聖書の一部は認めるが2つとも正しく神の言葉を伝えていないというスタンス。
⇒正しく神の言葉を伝えているのは「コーラン」のみという考え

ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の特色


【ユダヤ教の特色】
ユダヤ人は、とかく大昔から迫害を受けていた民族です。

キリストが生まれる1000年以上も前(紀元前13世紀)、エジプトで迫害を受けて「出エジプト」。

モーゼが海を割るアレです。

1世紀にはローマ帝国にも弾圧され、ユダヤ人は世界中に散り散りになってしまいます。

それ以降、「自分の国」を持つことができず、ようやく2千年近く経って、1948年に今のイスラエルを建国します。

二千年(驚愕)ですよ。2000年!

2000年を経て、イスラエル建国により世界中に散らばっていたユダヤ人が集まりました。

1世紀と言えば、当時の日本では弥生時代

弥生時代に世界中に散らばり、そこでの生活があったハズなのに、それを捨てて集まる・・・日本人には想像もつきません。

それも、既に他の人が住んでいる場所に・・・

宗教ってスゴイ!

ユダヤ教は

◆この世で神は「ヤハウェ」のみ。一神教。他は認めないという排他的宗教。
◆「ユダヤ人に非(あら)ざれば、人に非ず」。要はユダヤ人以外は「獣」という選民思想。

救われるのはユダヤ人のみで、あとは知らん、というスタンス。

こんな考え方をしていた民族で、今風に言えば「鼻持ちならない金持ち」という感じだったんでしょうかね?

だから迫害されたのかな・・・



【キリスト教の特色】
イエス・キリストを救世主として崇める宗教。

そもそもイエス・キリストはユダヤ人であるが、ユダヤ教の「休息日(土曜日)」とか不合理な考えが嫌いでユダヤ教批判を繰り返していた。

例えば「休息日」は何もしてはならない。従って、人が死にそうでも「助けない」とか。

ユダヤ教を批判したので、ユダヤ人に殺されます。

そして、その後『復活』

◆キリスト教徒は、基本的にキリストを殺した「ユダヤ人(教)憎い」
◆イスラム教は「イエス・キリストは神ではない」という立場なので、イスラム教も憎い。

「愛」「平和」「信仰すれば救われる」的な言い方をするが、異端裁判や魔女狩りで虐殺を繰り返してきた攻撃的な宗教という側面もある

主に攻撃的なのはカソリックですが・・・

キリスト教は、ざっくり宗派がカソリックとプロテスタントの2派に分かれます。
(正教もあるが主力ではないので割愛・・・)

◇カソリック
・バチカンを頂点とした権威主義
・司教様や教会はえらくて権力をもっている
・教会が豪華
・神父さんがいる

◇プロテスタント
・カソリックの権威主義に反対してできた
・プロテスタントは「抗議」という意味
・教会は質素
・牧師さんがいる

ここでテレビや漫画で良く出てくる有名なフレーズ

「父と子と聖霊の御名において~」というのは、

★父・・・・ 天地万物と人間を創造した神
★子・・・・ イエス・キリスト
★聖霊・・・ ガブリエルとかの天使

【イスラム教の特色】
キリスト教を母体として生まれた。

預言者ムハンマドが、キリスト教に出てくる天使ガブリエルから天啓を受けて開祖となった。

ちなみに映画「コンスタンティン」に出てくる天使がガブリエルですね。

ここで重要なのが、イエス・キリストは預言者の1人であり、「神」ではないという考えです

ちなみに予言ではなく「預言」です
神から「言葉を預かる」という意味。

従って、イスラム教徒にとってイエス・キリストは尊敬する「預言者」の1人であるが神ではなく、所詮は「アラー(神)」のずっと下にいる存在

また、食べモノは「豚肉」「酒」はダメで、いろいろ厳しく戒律で定められている

禁止される食物や調理法があり、それをクリアーする方法が「ハラル」
ハラル HALAL

食物はイスラム教で許される方法「ハラル」でのみ食べてもいいよって感じです。

最近では、目にする機会も増えてきました。。

宗派は、ざっくりシーア派とスンニ派の2派に分かれます

◇シーア派
・ムハンマドの子孫・血族を重視し、指導者の後継者とする。
・要は世襲主義。少数派。
・代表的なのはイラン。

◇スンニ派
・能力主義。圧倒的多数(イスラム教徒の9割がこっち)
・アラブの盟主であるサウジアラビア
・一応、イスラム国(IS)もスンニ派


イスラム教と言えば、最近は下火?になりつつありますがイスラム国(IS)のテロが注目を集めてます。

ISは捕えた捕虜に「コーランが暗唱」させて、暗唱できない捕虜は異教徒なので殺害する事件がありました。

恐ろしいことですが、万一のために、一小節くらいは覚えていても損はないかも。


最後に、

日本人は、平気で結婚式を教会(キリスト教)で挙げ、お寺(仏教)で葬式をします。

特定の宗教を信仰していないため、無信仰・無宗教と言われますし多くの日本人はそれを自認もしてます。

日本人の宗教観は、敬虔な信徒である外国人には理解できない一つのようです。

しかし、昔から日本には「八百万(やおよろず)の神」という「自然のもの全てには神が宿っている」という考えがあり、決して無信仰とか無宗教と言うわけではないですね。

あえていうなら、多神教でもあり1つの宗教に縛られていないとも言えます。

トイレにも神様がいますしねw 古いかww




これからも仕事・観光にかかわらず、外国人が日本に来る機会は増えていくはずで宗教の話題も出てくるでしょう。。。

そこで、科学的な根拠がないなんて言って、大勢が信じているものを「バカバカしい」と否定することは無知を晒すだけでなのでやめましょうねw

それこそ本人を前にして否定するなんて愚かなことですよ。

自分が好きなものを「つまらない」と言われたら気分が悪いでしょ!

ましてや、その人の生き方そのものと言える《信仰》を否定するなんて、間違ってもやらない方がいいでしょう。。。

それぞれが何億・何十億人も信者のいる宗教ですし、ある程度は知識として知っておくこと、教養の一つとして最低限はおさえておくというスタンスで良いのではないのかな?



ただ一方で、過去から現在迄、世界中で病気や殺人、災害等で悲惨な死に方をしたり虐殺される人が発生してます。

また、不幸にまみれている人間が大勢います。

彼らもキリスト教徒であったり、イスラム教徒であったりするわけで、事実として、「宗教信者が被害にあう確率が低い」という統計も無いでしょう。

おそらく、信仰では、心の救済はあっても、物理的な被害は避けられていないとは思います。

たぶん神様というのは、存在するにしても「個人を助ける」というものではなく、「全人類が滅びるのを防ぐ」くらいのスケールなんでしょう。

人類を上から見守る的な存在と思っておけば良いと思いますね。

このように何千年も続く宗教でも、個人を助けてはくれません。

ましてやポッと出の新興宗教(カルト)の類なんてのは、詐欺と思っておいた方がいいでしょう。

百害あって一利なし、論外です。

また、特定の宗教は昔から権力と結びついている歴史があります。

献金やらお布施やらで金銭を吸い上げて「お金儲け」をしていることも事実です。

新興宗教は、この点のみに着目して「お金儲け」だけが目的と考えて間違いないと思います。

特に、大学なんかでは、新興宗教が結構多くて、サークルやセミナーの形式で勧誘しているので要注意ですねー

「話を聞くだけなら」「自分は引っかからないし」なんて思っていたら大間違い。

一度でも、関わりを持ったら最後、絶対離してはくれない!

最初から近寄らないことが肝要ですのでご注意あれ!



この記事が記念すべき100記事になります( ^ o ^ )

読んでくださっている方
ありがとうございます。。。

今年の5月からですからちょうど半年です。
これからも細々とやっていきますので

よろしくお願いしますー





                         
                                  

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