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立行司 40代目式守伊之助の脇差は竹光だった

2017/ 11/ 07
                 
NHKで月曜日夜にやっている

『プロフェッショナル 仕事の流儀』

夜10時25分からの50分番組ですが、コレは面白いのでお薦めです。

昨日(11/6)は、『大相撲 裏方スペシャル』と題して

行司 呼び出し床山を取り上げました。

意外だったのは行司の脇差。。。
脇差

40代目 式守伊之助(本名は「野内 五雄」さんです)が番組内で

場所中は竹光(たけみつ)を差します

と言ってました。

真剣じゃないんだーヾ(・∀・)ノ

式守伊之助


式守 伊之助(しきもり いのすけ)
大相撲の立行司の名前で、木村庄之助に次いで2番目の地位(番付で言うところの西正位横綱)にあたる。
当代は2013年11月場所から務める40代である。
出典:WIKI



行司の最高位である立行司の「木村庄之助」と「式守伊之助」

この2人だけが行司の中で脇差をさすことが許されてます。

特別な存在なので「本物の短刀」を差していると思ってました。
脇差し

短刀を差しているのは、軍配を差し違えてしまった場合には「切腹する」という覚悟を示しているなんて言われてますし。。。

まあ実際は、切腹するわけにはいかないので、日本相撲協会に進退伺いを出すことが慣例となっているようですがw


もちろん式守 伊之助は本物の真剣をもっているんですが、土俵の脇差がまさか「竹光」とは・・・・・

ココが一番びっくりしちゃいましたねー



また、番組では


15歳で行司の道へ進んだ伊之助。付け人や部屋の雑用をこなしながら技を磨いた。
そんな中、行司の宿命として重くのしかかるものがあった。それが“差し違え”。
上げた軍配に審判から“物言い”がつき、間違いだと判断されること。
53歳で立行司になった伊之助。そこで譲り受けたモノが“短刀”だ。差し違えると切腹覚悟、立行司のみが身につける責任の証し。
それまでに二人、差し違えをきっかけに辞めた立行司もいたと聞いた。想像もしない重圧が伊之助を苦しめる。
毎日、差し違えの夢を見た。2年後、悪夢が現実に・・・。さらに2か月後も・・・。立行司の伝統に傷をつけてしまった苦しみ。
二度と間違えてはいけないプレッシャーで頭がいっぱいとなる。その4日後、差し違えを恐れるあまり冷静さを失い、痛恨の差し違えをした。
「焦りというか前のめりになるというか。この相撲ははっきり僕の見間違いです。この時もうダメだなと思ってもうこれでやめようかなとは思ったんですけども」
辞める決意をした伊之助は、当時の北の湖理事長に処分をゆだねた。3日間の出場停止。その間、家族が支えてくれた。
次第に気持ちに変化があらわれた。「3日目になるとね、不思議とね(テレビで)やってる相撲を見られるようになるんですね。ああ、やっぱりまた行司やりたいなあというような気持ちに3日間のうちに不思議となってくるんですよね。15歳で行司に入って、よその社会も知らないし、ええ・・・それしかないですからですねえ」
そして再び土俵に立ち、今も真剣勝負の世界で闘っている。
出典:NHK HP



うーん。

思っていたよりも格段に厳しい職業かも・・と思いましたね

今は最高位の木村庄之助が空位となってます。

従って、立行司は式守庄之助の一人ですから、その責任も半端ないんでしょうね。。。

番組の中でも

「差し違えを何度も起こして立行司の伝統に傷をつけてしまった苦しみ」

に触れてました。

実際に2015年の秋場所から2016年の初場所まで3場所連続で計4回の差し違えをしてます。

この差し違えが響いて、なかなか40代目式守伊之助は、最高位の木村庄之助に昇格できないとも言われてますがどうなんでしょう?

まあ、この方は、土俵から落っこちてしまったり

横綱土俵入りで、よろけて手をついたりしてますのでねぇ・・
式守伊之助 よろける


この差し違えでは、3日間の出場停止となりましたが

行司の罰則は日本相撲協会で規定しており、

・幕内および三役格行司は年6回以上、十両以下は年9回以上、差し違えをすると一枚降格

・一場所で3回以上差し違えをした場合は無条件で一枚降格

の2つが、決められています。

最高位の立行司には罰則は無く、日本相撲協会に進退伺いを出して協会が決めるようですね。

大関は2場所負け越しで降格しますが、横綱には降格がないのと同じかな?


ということは、何気なく見ている大相撲ですが、

「物言い」がついたら行司は『ビクッ』としているのかな?
物言い


行司のランク



行司は9つのランクに分けられます。

最高位が木村庄之助(今は空位ですが)
次が式守伊之助。
最下位が序の口です。

1.木村庄之助(立行司)←東横綱に相当
2.式守伊之助(立行司)←西横綱に相当
3.三役
4.幕内
5.十両
6.幕下
7.三段目
8.序二段
9.序ノ口


あと、日本相撲協会の規定(寄附行為施行細則附属規定)で

行司の定員や衣装の色まで細かに色々と決まっているようです。


【審判規則】の【行司】 の第20条に衣装の色が指定されてます。

こんな感じ↓


第二十条行司は、その階級に応じて左の如き色を使用する。
立行司
・庄之助 総紫
・伊之助 紫白
三役行司 朱
幕内行司 紅白
十枚目行司 青白
幕下二段目以下黒又は青



【番附編成要領】の第17条に十両以上の行司定員が22名と規定してます


第十七条
・十枚目以上の行司二十二名以内


ちなみに大相撲もそうですが

十両』の正式名称は、上記の通り『十枚目

です。。。。まあ十両で定着してますがねーw


日本相撲協会のHPを見ると

今現在は三役が4名。幕内が8名。十両が10名の計22名となってますので、定員一杯ですね。

あとは、幕下7名。三段目3名。序二段3名。序ノ口8名が登録されていました。

ちなみに立行司の木村庄之助と式守伊之助の定員は1名ですが、木村庄之助は現在空位となってます。

従って、今現在で行司は式守伊之助、十両以上22名、幕下以下21名の合計44名。

色んな資料に行司の定員は45名と書かれていますが

実際に現在の行司44名に空位となっている木村庄之助を加えると45名となるので、「そーなんだろうなー」って思ってますけど、どこで規定されているのかな?

相撲協会の規定に明記されているのは十両以上22名だけなんですよねー・・・・



最後に、行司と言えば土俵での「のこったのこった」って

やる仕事と思われがちですが、「番付表」や「板番付」も

行司が手書きしてます。
番付表 板番付表

場内アナウンスも行司がします。

意外と忙しく、器用じゃないとできないのが行司さんです。。。



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