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コンテナ船でイージス艦を潰す。日本のミサイル防衛の弱点。

2017/ 06/ 20
                 
某国政府関係者:「オイオイ。アメリカのイージス艦コンテナ船に撃破されたぞ。なんだ結構もろいんじゃね?」
某国軍人:「そうですね。我が国と違って、彼らはギリギリまで民間商船に手出しはできませんから。コレなら日本のミサイル防衛システムもどうとでもなりますね」

こんな会話があってもおかしくない事故が起こり戦慄が走りました。

昨日6/19未明、アメリカのイージス艦であるミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド」が、静岡県沖を航行中にフィリピン船籍のコンテナ船と衝突し、イージス艦の乗組員7名が死亡と報じられています。現在はそのどちらに回避義務があったかが焦点となっているようです。

映像で見るとイージス艦の船体の 右側が大破しており、米第7艦隊司令官は会見し「船が受けたダメージは非常に深刻」「艦長室も被害を受け~生きているのが奇跡的」と述べました。

コンテナ船 29,060トン 222.6m
イージス駆逐艦8,315トン 154m

コンテナ船イージス艦に比べて全長で4割、重量で3倍以上の大きさです。
舞の海と小錦くらいの差でしょうか。

イージス艦は高い情報処理能力を有し、飛来してくるミサイルを迎撃するのが主目的ですので装甲は薄いようです。
しかし、その主目的がどうであろうが、軍艦には違いなく軍艦が商船とぶつかって軍艦が大破している映像を見て衝撃を受けました。

日本にTHAAD配備が不要であるのは、THAAD(射程 200km、射高 40~150km) よりも高性能なSM3 (射程 400km、射高 250km )をイージス艦が有しているからだと公表しています。

イージス艦は日本の対ミサイル防衛の中核です。
万一、イージス艦が機能しなければ日本には短い射程のPAC3しか残ってませんし、PAC3はすぐには動かせないので主要都市を防衛することすら怪しい状況です。

この衝突事故で、いとも容易くイージス艦を無力化することができると証明されたようなものです。

コンテナ船は速度が速く、乾舷が高いため、海賊のターゲットにならないと最近まで考えられていたくらいで最大30ノットくらい出ます。 一方のイージス艦も公式速度は30ノット以上とあまり変わりません。

日本近郊の海には、これこそ無数のコンテナ船が行き来してます。護衛も付いてませんから、正規の軍に狙われたらシージャックされる可能性は高いでしょうし、海で狙わなくても事前に船内に忍び込むことは難しくないでしょう。

日本保有のイージス艦は6隻。
シージャックしたコンテナ船をぶつける数としては難易度は低いかもしれないと思います。

日本に照準を合わせたミサイルを持つ反日国家が実際に存在します。痛ましいニュースですが、今回の事故はかえってその危険性を再認識できて良かったのかもしれません。

どちらに回避義務があったかは重要ですが、そもそもそこまで接近を許していることが問題です。
民間のコンテナ船を操ってイージス艦を潰す
ありえない話ではないことに気づかせてくれたニュースでした。

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