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手を焼く高齢社員への対処方法。役職定年者への対応方法。

2017/ 07/ 05
                 

「手を焼く社員」が増加している背景


グローバル化や経済環境の変化が著しい現在では、昔のような60台後半で社長就任ってパターンは姿を消しました。
変化に対応できる柔軟性や激務に耐えることのできる体力を求められる社長職は、ここのところ若返りの一途です。

一昨年(2015年)に32人抜きで三井物産の社長になった安永竜夫社長(56)は社長就任時は54歳。
今年(2017年)に入っても第一生命稲垣精二社長は54歳。野村證券の森田敏夫社長55歳。大和証券の中田誠司社長56歳。
など、東証一部上場の伝統ある企業においても50代半ばの社長さんが誕生してます。

つまり、社長が若返れば、その下の役員、部長、課長まで若返るのが普通です。

さらに年功序列ではなく実力主義を導入している企業も増えており、年齢の逆転が普通になりつつあります。
「年上の部下の指導方法」「年上の部下の叱り方」とかコーチングやマネジメントの書籍は山ほど出ていますし参考にもなるでしょう。


手を焼く高齢者社員の5タイプ


愛知県経営者協会が、会社が手を焼くシニア社員を5つのタイプに大別し、適性に応じた対策を40代から講じるよう指摘する提言をまとめてます。

愛知県経営者協会は会社が手を焼くシニア社員を5つのタイプに大別し、適性に応じた対策を40代から講じるよう指摘する提言をまとめた。5タイプについて克服すべき課題を列挙。例えば「勘違いタイプ」は「役割が変化したことの理解がない」としている。解決策は会社が期待する役割を年代別に明確にすることや、40歳代後半から研修やセミナーを実施して役職定年後に備えるよう提案。社外経験の重要性を訴えている。


手を焼く高齢者社員の5タイプ
タイプ特徴
勘違い元管理職の威厳を武器に過去の仕事のやり方に固執
評論家文句は多いが当事者意識を欠き、組織の役に立つ実務ができない
会社依存仕事は会社が準備するものと認識。スキルの幅が狭い
現状固執自分のやり方に強いこだわり。新しい業務知識を学ばない
割り切り賃金に見合う仕事はこの程度と割り切り、現場に悪影響
サラリーマン川柳ばりに笑わしてもらいましたし。
まさに「あるある」と思いました。

一つ目の「場違い」から四つ目の「現状固執」までは、「そのとおり」って感じですが、最後の「割り切り」タイプは、一部の能力の高い「役職定年」も入りますので、別枠かもですね。

実力主義や成果主義ではなく、役職定年でポストを外れた人の扱いは一筋縄ではいきません。
役職定年は、企業によりけりですが、60歳定年の前、例えば54歳とか55歳で部長とか課長の「人事権を持つライン職」から外れてスタッフ職となる制度です。

日本企業は、まだまだ年功序列的な思想が色濃く残ってますし、この人達は、「出世競争で最後までは残れなかった人」ですが、逆に「その一歩手前まで残った人」なのでプライドも高いですし。。。

この人達は、給与も下がるのでモチベーションもダウンしていますが、それまでは会社の中枢で働いていた人達なので経験・スキルも高く人脈もある人が結構いたりします。
長く管理職をしていたので「現場」に疎くなっている人なら比較的御しやすいです。
自分が「使えない」社員となっていることは、働いてみりゃすぐわかります。本人もすぐ自覚するでしょうし。

逆にその部署の事務ルールを作った人がいたりして、最も「現場」に詳しかったりすると、非常に扱いづらいことになります。

このような人達に対する対処方法に定型的な解はありません。
なぜなら、この人たちは、一通りのコーチングやマネジメントについて学んで、直近まで実際に実践してきているからです。

つまりそれが分かっていて、なお且つ理性では理解できていても感情がついていっていないから「手を焼く社員」となっているんです。

最善の対処方法は、その人を戦力として捉えるなら、ひたすら「腹を割って話をする」か自尊心を満足させるために「持ち上げる」。
職場にマイナス影響が大きいなら「切る」くらいの腹を固めるしかないですね。

間違っても会社で受けた「マネジメント研修」で学んだことを「そのまま」やらないことです。
これをそのままやってしまう人が意外に多いです。これはマズイ。

なぜなら、その人は3年も5年も前に、同じ研修を受けてその後、それを実践してきているからです。

ヘタしたら、ネタにされてしましますよ。


さほど遠くない将来に私自身が、この「手を焼く高齢者社員の5タイプ」になりかねないこともあり、大変参考になりました。
今は、「あるある」なんて言って笑ってますが、意識して気をつけていないと「いつの間にか」ってこともですし。。。

この5タイプの記事はコピーして手帳に貼っておこうと思います。








                         
                                  

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