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ビッグデータ100兆件。データサイエンティストという職業

2017/ 08/ 05
                 
2017年7月にトレジャーデータ社の顧客からの預かりデータ数が100兆件に達したと発表しました。
なんと、100兆です。

100兆

まさにビッグデータ。。

途方もない数です。想像もつきません。。。

この会社は、日本人がシリコンバレーで創業したベンチャーとして知られている企業です。
設立は2011年12月で、日本では2013年5月に事業展開を始めています。

2013年10月にデータ数が1兆件を超え、その後わずか4年足らずの間にデータ数が100倍の100兆件なりました。
業務内容は、「データの収集・分析・連携を目的としたクラウド型データマネージメントサービス」です。

要は、ビッグデータのシステム構築・分析およびビジネス展開等のコンサルティングを行うというトコでしょうか。

分りやすいところでは、ビッグデータ分析により消費者の好みや行動傾向を把握・予測することが可能となり食品や日用品メーカーの商品開発は既に成果が出ています。
また、病気の原因究明や副作用の少ない薬の開発や天候予測による農業への貢献もあります。

何年か前には、回転ずしのスシローが、ビッグデータ分析によって、必要な握りネタと数を予測してお寿司を流すことにより廃棄量を75%減少させました。
変わったところでは、競馬の予想や「1400万人のビッグデータからモテ行動を解明:恋愛必勝行動学」なんてのもwww

このビックデータを分析するのが「データサイエンティスト」と呼ばれる人達です。

データサイエンティストとは


データサイエンティスト協会という一般社団法人があります。
この協会がによると

データサイエンティストとは、データサイエンス力、データエンジニアリング力をベースにデータから価値を創出し、ビジネス課題に答えを出すプロフェッショナル

とされています。

また、数学科とかの理系を専攻した人しか無理なイメージがありますが、出身専攻が文系の方が全体の4割程度を占めているため理系の資格とは限らないようです。


データサイエンティストに求められるスキルセットは、
以下の3 つであると考えます
1.ビジネス 力:課題背景を理解した上で、ビジネス課題を整理し、解決する力
2.データサイエンス 力:情報処理、人工知能、統計学などの情報科学系の知恵を理解し、使う力
3.データエンジニアリング 力:データサイエンスを意味のある形に使えるようにし、実装、運用できるようにする力
データサイエンティストに求められるスキル
出典:データサイエンティスト協会HP


うーん、これを見ると単にデータや数字と格闘していればいいわけではなさそうです。。。

1.の「ビジネス 力」とか3.の「データエンジニアリング 力」というのは、データ分析とかデータ処理とは全然違うスキルです。

要は、問題や課題を自分で見つけて目的を設定してから、「データ分析・処理」して「解決」に至るまでの道筋をつけるまでがデータサイエンティストに求められているということでしょうか?

高いレベルのビジネスの知識・経験が必要になりますね。。。

すると、文系・理系はあまり関係がないというのも肯けます。。まあ理系の方が有利は有利なんでしょうけど。。。。

一方、データアナリストと呼ばれる人達と何が違うんでしょうか?
結論からいえば、あまり差はなさそうです。

強いて言えば、データアナリストは「2.データサイエンス 力」により重きをおいているようですが、データサイエンティストと同じように目的を設定してから、「データ分析・処理」して「解決」に至るまでの道筋までを行うコンサルティングをする人もいるようです。。。

データサイエンティストの収入ですが、トップクラスでは何千万だとか、日本にはデータサイエンティストが少なくて数が足りないとか言われてます。

米IDC社によると、ビッグデータの市場規模は2017年で前年比12.4%増の1508億ドル(17兆円弱)。
2ケタ成長を続けており、アメリカが788億ドル(9兆円弱)、EU341億ドル(4兆円弱)とアメリカとEUで3/4を占めています。

現時点で市場規模は小さいものの、中国がデータサイエンティスト人材をアメリカやEUから高額で引き抜く事例が急増しており、中国の市場参入により、世界規模で人材の獲得競争が過熱しています。

しかし、日本での求人を見ると、、

ん?500万~800万くらいが多いです。

高いところでも年収1000万円くらいですね。

就職先・能力によって異なる給料
データサイエンティストは企業に勤める人が大半ですが、就職先によって給料は大きく異なります。
それは他の一般的な会社員と同様ですが、特にデータサイエンティストは技術力や専門スキル・知識を要する仕事である分、おのおのの能力によって給料が決められることも少なくないようです。
各社の求人情報を確認してみると、同じデータサイエンティストでも、能力と経験に応じて年収250万円程度〜900万円程度と、幅広く設定されていることがわかります。
しかし、まだまだ人材不足の職業で年収相場は上がり続ける傾向にあり、経験者の場合は1000万円以上を稼いでいる人も決して少なくないようです。出典:職業情報サイト Career Garden(キャリアガーデン)



求められるスペックに比べて収入は今一歩っていう感じがします。。。

現時点では将来性は高いものの、日本では、おそらく経営者層にそもそもビッグデータ分析をビジネスに生かすという発想の人が少ないんではないのかなと思っています。
大企業でも圧倒的多数が、ゼネラリストのサラリーマン経営者でしょうから。。。。

現状は、ある程度の企業であれば社内SEがいて、すでに消費者動向等の自社が属する業界のデータ分析はやっているでしょう。

データ分析から仮説を立てて、実行してからその結果分析っていうPDCAを回しているので、それ以上の何かって言うとピンとこないのも頷けます。

データサイエンティストの資格


データサイエンティスト協会では、そのスキルレベルは次の1~4の4つの区分となっています。
1.業界を代表するレベル(Senior Data Scientist)
2.棟梁レベル((full) Data Scientist)
3.独り立ちレベル(Associate Data Scientist)
4.見習いレベル(Assistant Data Scientist)
データサイエンティストのスキルレベル解説
出典:データサイエンティスト協会HP

「データサイエンティスト」と呼べるのは
業界を代表するレベル(Senior Data Scientist)から見習いレベル(Assistant Data Scientist)までのようです。

「見習いレベル」とかネーミングはいまいちですが、結構細かに区分していますので参考になります。

「平均年収」をそのまま鵜呑みにしたり、Excel やAccess に数字しか入れない人は、「データサイエンティスト以前の方」だそうですwww




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